赤ちゃんの頭のかたちはとても柔らかいもの。
生後数か月して、気づいたら「頭のかたちがもしかしたら歪んでいるかも・・?」と心配になるママパパも多いのではないでしょうか。
こちらの記事では、赤ちゃんの頭の変形やその予防法について解説していきます。
赤ちゃんの頭はとてもやわらかく、出産方法や寝る時の向き癖などの影響で頭の形がゆがんでしまうおそれがあります。
一般的に生後3か月ごろが頭のゆがみのピークだと言われています。
寝返りができるようになると、ある程度成長とともに頭のゆがみは改善されますが、気になる場合は早めに医療機関を受診すると良いでしょう。
赤ちゃんの頭のかたちの歪みは、「頭蓋骨縫合早期癒合症(ずがいこつほうごうそうきゆごうしょう)」という病気によって起こるタイプと、外部からの圧力がかかって変形をきたすタイプの2種類があります。
外部からの圧力による変形には主に3種類あります。
斜頭症:頭が斜めにゆがんでいる状態
長頭症:頭が縦に長く、後頭部が突き出している状態
短頭症:後頭部が平らになっている状態
重度である場合、将来左右の耳の位置がずれてしまうことにより眼鏡をかけると斜めになってしまったり、歯並びへの影響がでる可能性があります。
赤ちゃんの頭のゆがみを少しでも軽減させるために、おうちでもできる対策を2つご紹介します。
タミータイムとは、赤ちゃんが起きているときに、保護者などが見ている状況でするうつぶせ遊びのことです。
特に月齢が小さい時は、ずっと仰向けの体勢でいると頭のゆがみを引き起こす原因となりうるので、1日数分間でもうつ伏せの時間を作ってあげることで頭のゆがみが進行するのを抑えることができます。
また、タミータイムを取り入れることで首や肩の筋肉が発達したり、運動能力が発達したりという嬉しい効果も併せて期待できるとされています。海外では、生後1か月を過ぎた頃から意識的に取り入れられています。
赤ちゃんの頭のかたちを綺麗に保ちたい場合、自宅でできる対策として「ベビー枕」を予防的に使うこともおすすめです。
赤ちゃんが寝る姿勢に向き癖があると、同じ部分に力がかかり、頭のゆがみを引き起こす原因になりうるので、適切な枕を使って様子を見てあげると良いでしょう◎
使用する際には、商品の対象月齢を確認し、赤ちゃんが窒息してしまわないようにこまめに確認することが大切です。
枕は柔らかいものだと赤ちゃんの呼吸を塞いでしまう恐れがあるので、硬めのものを選びましょう。
また、余分な飾りがついていると赤ちゃんの鼻や口を覆ってしまったり、首に引っかかったりする恐れもあるため、シンプルなデザインのものを選びましょう。
ベビー枕の形には、大きく分けて2種類があります。
枕を使う目的に合わせてどちらのタイプが良いかを選ぶのがおすすめです◎
真ん中がくぼんだドーナツ型のベビー枕は頭の重さを分散させ、頭のかたちがゆがむのを防いでくれます。
また、くぼみが赤ちゃんの頭を支えることで仰向き寝をしやすくし、向きぐせを整えます。
傾斜型のベビー枕は、赤ちゃんの向き癖がある側のを高く設置することで、向き癖を改善し、赤ちゃんの頭の歪みを予防することができます。
上記にあげたような予防をしていても赤ちゃんの頭のかたちに悩んだら、医療機関を受診し、適応である場合「頭蓋形状矯正ヘルメット治療」を受けることもできます。
頭蓋形状矯正ヘルメット治療は、オーダーメイドで作ったヘルメットを長い時間被ることで、赤ちゃんの頭のゆがみを矯正していく治療です。
生後3か月~7か月頃の赤ちゃんに特に有効な治療だとされているため、気になる方は早めに医療機関の予約を取ることをおすすめします。
人気の医療機関である場合、予約枠が埋まっており、1カ月先しか取れないことも。
治療費は50万円前後と高額になるので、先生のアドバイスをよく聞き、ご家族ともよく話し合った上で、治療を開始するか決めましょう。
また、赤ちゃんによっては長時間の装着により皮膚トラブルを起こしてしまうこともあるので、治療を開始する場合は、ママとパパで協力しながらケアをしていきましょう。
べビューには、ヘルメット治療経験者の方の口コミも寄せられています。
いかがでしたか?
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ぜひ赤ちゃんの頭のかたちに悩んだら、ベビー枕や矯正ヘルメット選びの参考にしてみてくださいね!