

赤ちゃんが生まれてからの1年は、奇跡のような瞬間がぎゅっと詰まったかけがえのない時間です。
今回は、新米ママ・パパに向けて、赤ちゃんにとって"初めて記念日"を、月齢順にご紹介。お祝いの意味や過ごし方、写真や記録の残し方など、ちょっとしたアイデアも交えながらお届けします。
生後7日目に、赤ちゃんが無事に生まれ7日間過ごせたことを祝い、命名書とともに名前のお披露目をする「お七夜」は、退院して最初に迎える記念日です。
古くは家族が集まりお祝い膳を囲む日でしたが、現代では産後直後であることから、ママパパの負担を最小限にするため、命名書とともに記念撮影する程度で、おうちで静かに過ごすご家族も増えています。


命名書はオーソドックスに筆で書くのも良いですが、おしゃれなデザインをネットでオーダーしても◎。最近では、木製プレートやアクリル素材の命名ボードも人気です。

ママはまだまだ体調の回復途中。睡眠第一で、無理せず、できる範囲でお七夜を目安として名前を決定するのも良いでしょう。
出生後14日以内に届け出る必要がある「出生届」も忘れずに用意しましょう。
生後1ヶ月を迎えた頃、赤ちゃんの誕生に感謝し、健やかな成長を氏神様に祈る伝統的な行事です。
伝統的には、男の子は生後31日目、女の子は32日目にお祝いするとされていますが、最近では家族の都合や季節を考慮して、柔軟にお宮参りの日程を調整するご家族がほとんどです。
夏場や真冬など、赤ちゃんにとって負担が大きくなりそうな時期は、時期をずらしても百日祝いと同日に実施することも。
お宮参り当日に撮影を希望する場合は、フォーマルな祝い着をレンタルして、神社での参拝の様子を出張撮影でカメラマンさんに撮影してもらうパターンと、フォトスタジオでの撮影と参拝を分けるパターンがあります。
撮影手配が大変な場合は、おじいちゃんおばあちゃんや親族にスマホで撮影してもらうのもおすすめですよ。

「一生食べ物に困らないように」という願いを込めて、赤ちゃんに“食べるまね”をさせるお食い初め。生後100日頃に行うため「百日祝い」とも呼ばれています。
鯛や赤飯などを用意した祝い膳を、赤ちゃんの前に並べ、家族の誰かが順番に箸をあてて“食べさせる真似”をするのが基本のスタイル。
最近では、通販でお食い初め膳を一式オーダーできるセットが豊富なので、産後の忙しい時期にも無理なく準備ができます。

赤ちゃん用の袴風ロンパースや、名入れの箸・お皿などを用意すると写真映えもバッチリ。

「100日祝い」には、記念にお昼寝アートを撮影するのもおすすめです♪

生後6ヶ月をお祝いする、いわゆる「ハーフバースデー」は、欧米の文化がきっかけで広まった記念日。最近では日本でもすっかり定着しつつあります。

育児が少し落ち着いてきたタイミングで、今の赤ちゃんの“らしさ”を写真や動画に残すにはぴったりのイベントです。
特別なパーティーをする必要はなく、お気に入りのお洋服で写真を撮ったり、離乳食ケーキを手作りして家族で楽しむだけでも十分。バルーンやガーランドなどを用意すれば、おうちが一気に記念日ムードに変わります。
「生後半年」を過ごした証を、家族でゆっくり振り返る時間にしてもいいかもしれません。


「キューピーハーフ」などかわいい手作りの衣装を作って撮影を楽しむのもおすすめです♪

この頃になると、赤ちゃんはお座りが安定して、ハイハイやつかまり立ちに挑戦するようになります。
“初めての寝返り”“初めての歯”“初めて声を出して笑った”など、成長の「初めて」が日々更新される時期でもあります。
そんな日常の中にも、小さな記念日はいっぱい。
特に「初めての一歩」は家族にとって忘れられない瞬間。
歩き始めた記念に「ファーストシューズ」を用意して、靴を履いて外を歩いた日のことを、写真と一緒に記録しておくと、数年後にじんわりとした気持ちで振り返ることができます。
父の日や母の日には、「ファーストアート」と呼ばれるはじめて作るアートボードの思い出作りをするのもおすすめです。

1歳のお誕生日は、ママ・パパにとっても「育児1周年」の節目。
ここまで無事に育ってくれたこと、そして育てあげた自分たちを、心から褒めてあげたい一日です。

最近では、フォトスタジオでの記念撮影はもちろん、自宅での“おうちバースデー”も人気。
手作りの飾りつけや、スマッシュケーキ(赤ちゃんが自由に触ってOKなケーキ)などを準備して、家族だけの時間を楽しむスタイルが主流です。
一升餅や選び取りカードなど、伝統行事を取り入れてみるのも◎。
出張撮影や、スタジオ撮影で記念のお写真を残しておくのもおすすめです。

毎月のように続く「初めての記念日」は、ママ・パパにとっても心が忙しくなるタイミング。
完璧にこなさなきゃ、写真を撮らなきゃ、ちゃんと記録しなきゃ…と焦る気持ちが出てきたら、少し深呼吸して。
記念日の目的は、“赤ちゃんと過ごす今日この瞬間を、少しだけ丁寧に味わう”ということ。
たとえ予定通りに進まなくても、特別な用意できなくても、赤ちゃんが元気なら、それだけで素晴らしい記念日。
いつもの服で、ベッドの上で、寝ぐせだらけのママパパとの写真だって振り返ると思い出になります。

赤ちゃんが生まれてから1年間の「初めて記念日」を、気負わずに楽しむためには、ママパパ双方で事前にスマホのカレンダーにイベントをいれておくのもおすすめです。
「この週はお宮参りの候補日」「この月はハーフバースデー」など、スケジュールの見通しが立っているだけで、心に余裕が生まれます。
そして一年が経った時、スマホやアルバムに並んだ写真を見返しながら、「あの時、がんばって記録してよかった」と思えるはず。
その宝物のような記念日たちは、きっと未来のあなたを励まし、癒してくれる存在になってくれるでしょう。
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