紫外線が気になるこれからの季節。
赤ちゃんとのお散歩やお出かけを思いっきり楽しみたいけれど、敏感な赤ちゃんのお肌に日差しは大敵。
そこで今回は、赤ちゃんに使える「日焼け止めの選び方」から「正しい塗り方」「おすすめの対策アイテム」まで、まるごと徹底解説します。
赤ちゃんのお肌は、大人の半分ほどの厚さとも言われるほどデリケート。
日焼け止めは「UVカット力の高さ」よりも「肌へのやさしさ」を優先して選ぶのが鉄則です。
紫外線カット効果を示す「SPF」や「PA」は、数値が高ければ良いというわけではありません。
赤ちゃんには、普段使いであればSPF10〜25、PA+〜++程度のやさしいタイプがおすすめです。
海や山など、日差しが強い場所にお出かけするときには、もう少し強めのタイプ(SPF30以上)を選んでもOKですが、基本は「必要最低限のUVカット力」で肌への負担を減らすことを意識しましょう。
赤ちゃんは無意識に手をなめたり、顔を触ったり。
だからこそ、日焼け止めの成分にも注意が必要です。
選ぶときは、紫外線吸収剤、アルコール、香料、着色料など肌に刺激になりやすい成分が含まれていないかを確認しましょう。
「口に入っても大丈夫な処方」と明記されている商品や、パッチテスト済みのものを選ぶとより安心です。
日焼け止めの質感がかたかったり伸びにくいと、塗るときに摩擦が起きやすく、赤ちゃんの肌に負担をかけてしまいます。
そのため、クリームやミルクタイプで伸びが良く、少量でもしっかり広がるものを選ぶと◎。
塗ってすぐにさらっとなじむものだと、赤ちゃんがべたつきを嫌がりにくくなりますよ。
紫外線を浴びると、お肌は乾燥しやすくなります。
セラミド・ヒアルロン酸・シアバターなど、保湿成分配合のタイプなら、UV対策と同時に保湿ケアもできて一石二鳥。
大人向けのウォータープルーフタイプは、落とすときに強いクレンジングが必要=お肌への負担に。
「石けんやお湯で落とせる」ものなら、オフも簡単&肌にやさしくて安心です。
選んだ日焼け止めの効果をきちんと発揮させるためには、“どう塗るか”も実は大切。塗り方の基本を押さえておきましょう。
日焼け止めは、つけすぎを心配して薄くのばしがちですが、量が少ないと効果が十分に発揮されません。 パッケージに書かれている使用量を目安に、顔や体に点置きして、くるくると優しくなじませるように広げるのがコツ。
意外と塗り忘れやすい部分がこちら。
・足の甲
・耳の裏やふち
・首の後ろ
・手の甲や指
帽子やベビーカーで日差しを避けていても、地面からの照り返しなどで紫外線を浴びてしまうことも。
露出している肌はすべて塗るという意識を持っておくと安心です。
汗やよだれ、こすれで、赤ちゃんの日焼け止めは落ちやすいもの。
水遊びやお散歩のあとは、こまめに塗り直すことを意識して。
ぬれていたら、やさしく拭き取ってから塗り直してあげると◎。
紫外線量が多いのは午前10時〜午後2時ごろ。
この時間帯に外出する場合は、日焼け止めだけに頼るのではなく、物理的に日差しを防ぐ工夫もとても大切です。
お出かけを快適にする、おすすめの対策アイテムはこちら。
・ベビーカーの延長シェード
角度調整ができるタイプなら、日差しの向きに合わせてしっかりカバー。
・つば広の帽子
耳や首まで隠れるものがおすすめ。
風で飛ばされないよう、あごひも付きだと安心です。
・UVカットの薄手アウター
通気性の良い長袖カーディガンやパーカーで、肌をやさしくガード。
・ハンディ扇風機や背面冷却シート
日差し対策だけでなく、熱中症予防にも効果的。
肌に直接風が当たりすぎないよう注意して使いましょう。
赤ちゃんには、新しい外の世界をたくさん経験させてあげたい季節だからこそ、しっかりとした日焼け対策をしたいですね。
お風呂の時には、優しく洗うことと、保湿も忘れずに行いましょう。
べビューでは、「実際に使ってよかった!」という先輩ママパパたちのリアルな口コミによるランキングを毎週更新しています。
ぜひベビーグッズを選ぶ際の参考にしてくださいね♪